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2.認知行動療法の取り組みに物語推論を

クリニカルリーズニングシリーズ7「人をみる」という事が意味しているものとして、前回記事では

「ある事柄が起きた時、その反応は人それぞれ」というような事を解説してきました。(使用している言葉そのものは違います)

この反応の違いを「解釈の違い」によるものとしましたが、これを認知行動療法で行われる正の強化と合わせて、ナラティブリーズニングについての解説をしていきます。

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11.何をヒントに治療を行うか②

2016/03/24   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4(前回記事との2部構成になっています。本記事は2部にあたります。)
前回の記事では、機能異常と機能障害の解説を中心に行いました。

その理由としては、「理学療法士が治療をしようとしてとった行動は、何を根拠としているのか」について解説していくためです。

2部構成となり前回記事から前置きが長くなりましたが、本記事では、その点について解説していきたいと思います。

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10.何をヒントに治療を行うか①「機能異常と機能障害の解説」

2016/03/23   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4徒手療法を用いて治療を進めていく上で、その理学療法士が「何をヒントに、この手技を選択したか」だとか、「何でそこが治療のポイントだと思ったのか」という事を疑問に感じる事があります。

この治療をしようと思った理由というものには、その傾向性があると思いますが、セラピストによって意外とまちまちで、別のセラピストでは考えもしていなかった事を、治療のヒントにしている理学療法士もいたりします。

この点について、私なりの見解を書いていきたいと思いますが、これを2部構成とし、今回の記事では、話の前提となる「機能異常」と「機能障害」について解説していきたいと思います。

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1.心理社会的アプローチとしてのナラティブリーズニング

読み返してみて、説明が不十分と感じた部分がありましたので、追記しています。(文中に「追記」とは記していません。)h28.3.22

クリニカルリーズニングシリーズ7クリニカルリーズニングの中には、ナラティブリーズニングという領域があります。

ダイアグノーシスリーズニングが身体に対する従来のアプローチであり、ナラティブリーズニングは1人の人間として心理社会的領域からアプローチしようとするものです。

このアプローチは非常に重要な部分で、理学療法士が人を対象とする仕事である以上、避けては通れないものと思っています。

このナラティブリーズニングについての解説をする前に、その前身であるナラティブセラピーを理学療法領域に取り入れる事について考えてみたいと思います。

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5.セルフエクササイズの重要性を認識してもらえない理由

クリニカルリーズニングシリーズ6セルフエクササイズ(自己治療)を導入していく中で、セルフエクササイズの重要性をあまり認識していないと感じる患者がいます。
もしかすると、理学療法士の中にもいるかもしれません。

この背景に潜んでいるものについての私見と、その取り組みについてを述べさせて頂きます。当記事はクリニカルリーズニングにおけるセルフエクササイズの考え方を解説しています。

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7.徒手療法での痛みについての問診(項目のまとめ)

2016/03/15   -問診

クリニカルリーズニングシリーズ3本記事は、クリニカルリーズニングシリーズ3「問診」の追加記事となっています。
シリーズ3の1作目の記事は、「問診で具体的に聴く技術 省略について」です。

徒手療法を用いる際の、初回の問診時で聞くべき項目を4つ挙げ、解説しています。

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ADL評価とファンクショナルリミテーション

「実習関連シリーズ」の記事です。
このシリーズは、学生向け、もしくは実習指導経験の浅い理学療法士向けに、クリニカルリーズニングシリーズと並行して作成しています。
クリニカルリーズニングシリーズはこちらから。

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