ネット版 勉強会に関する記事
「ネット版 PT-OT勉強会」は、理学療法士や作業療法士を中心に、痛み治療に関わるセラピストを対象にしたネット上で開催された症例報告会です。各報告記事の最後の方に設けられたコメント欄から質疑応答も閲覧する事が可能です。
※ 新規のコメント投稿は受けつておりません。
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カテゴリ一覧
2016/12/12
-ネット版 勉強会(症例報告、ケーススタディー)
今回の症例報告を担当して頂く方は、第1回目のネット勉強会でも報告をして頂いた平良雄司さんです。「日本臨床徒手医学協会」の認定セラピストで、講習会のアシスタントとして活躍されています。
(前回の報告時では、「特定の徒手療法学派で学ばれて、現在は、その徒手療法学派の認定セラピストとなっている理学療法士」として紹介させて頂き、徒手療法の学派については具体的には触れませんでした。)
今回のネット勉強会では、痛み治療の中でも特に徒手療法に精通している方々にお願いしたいなと考えていて、日頃からお付き合いのある平良雄司さんに私の考えを話した際に、すぐに記事制作の話しを受けてくれました。お忙しいなか本当に有難うございます。
私自身は、認定セラピストでも何でもないので「日本臨床徒手医学協会」の治療コンセプトなどの詳細については、平良雄司さんへ聞くのが良いと思いますが、私の方から簡単にですが説明させて頂きます。
徒手療法を使用する際には機能的な評価を重視するのはもちろんですが、「日本臨床徒手医学協会」では、機能的な評価の中でも骨盤帯や胸郭への徒手的な介入を試みながら理学所見の変化を確認し、そこから痛みの原因や治療方法を限定していくのが特徴的で、その考え方は「日本臨床徒手医学協会」に所属していなくても治療の考え方としてかなり参考になる部分があると思っています。
今回の報告でも、①最初にとった身体所見(理学所見)と、②骨盤帯・胸郭への試験的な介入後の身体所見の変化、を考察しながら治療を展開していく流れを分かり易く報告して頂いています。
痛み治療に関わるセラピストの皆さんにも是非参考にして頂けたらと思っています。では、平良雄司さんに「ライフスタイルと腰痛症-腰部椎間板ヘルニア-」を発表して頂きます。
2016/11/28
-ネット版 勉強会(症例報告、ケーススタディー)
第2回目の演者は、比嘉俊文さん(理学療法士)です。
沖縄県で様々な活動をしています。県士会に関する事や、沖縄県の療法士の臨床力向上をテーマに勉強会を主催(Updraft physio)したり、自身でも筋膜を主テーマにした臨床塾を開いたりして、県内の療法士にとって非常に有益となる情報を発信してくれています。
とても勉強家でありながら、自身の事だけでなく、沖縄県のセラピスト業界の事まで考えている人で、とても尊敬します。
また、比嘉俊文さんは、筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会にも所属しており、筋膜性疼痛の原因、症状、治療方法の研究や、医療・学術情報発信にも携わっています。
今回は、その学術的な所と、自身の臨床を表現するような症例報告をやって頂けたらなという想いで声をかけさせて頂きました。
断られないか、ほんの少しだけ不安もありましたが、とても爽やかな返事で快諾して頂きました。
では、「交通外傷後に頚部痛を訴える症例-仕事復帰に積極的な例-」を報告して頂きます。比嘉俊文さん宜しくお願いします。
2016/11/21
-ネット版 勉強会(症例報告、ケーススタディー)
今回の投稿は、第2回ネット版勉強会の1番目を担当してもらう事になりました比嘉祐輔さん(作業療法士)による「精神プロセスで増悪する慢性腰痛の一例」となっています。
比嘉祐輔さんは、身体の不調を整えるコンディショニングを、一般の方や運動部に所属する学生さんらを対象に行う、「開業療法士」として頑張っています。
制度上では、「治療」という言葉が使えずに、他の表現に変えなければいけなかったり、使用する言葉・用語に制限があるそうです。でも私から言わせて頂くと、整形外科外来で痛みの治療をしているのと何ら変わりはないと感じています。
むしろ、体組成計を使用したり、治療前後の姿勢や動作を静止画や動画を用いながら検証している姿は、とても臨床に誠実であると感じています。
今回の発表では、比嘉祐輔さんが積極的に治療の枠組みに取り入れているテクニック・コンセプトである「スパインダイナミクス療法」の紹介を兼ねて、症例提示する事を依頼しました。
スパインダイナミクス療法を学ばれている方や、スパインダイナミクス療法に関心のある人にとって参考になる部分があると思います。では、比嘉祐輔さん、宜しくお願いします。
2016/07/25
-ネット版 勉強会(症例報告、ケーススタディー)
ネット版 PT-OT勉強会の主催者である私も、1つ症例報告をさせて頂きます。
私自身は徒手療法のスペシャリストでも何でもありませんが、徒手療法を扱う療法士の1人です。この徒手療法が魔術のように扱われたり、逆にそういった状況から徒手療法を学ぶ事を毛嫌されたりするのを感じる事があります。また、学生や新人の療法士が徒手療法というものを「特別な技」と考えて憧れを持っているのも見てきました。
こういった状況に対して、私自身は、魔術じみた特殊な治療技術ではないと思っていて、それをどう健全に用いていくかの考え方や、それを効果的に用いるための推論がしっかりしていれば自身の臨床の幅を広げてくれるものと思っています。
しかし、徒手療法を用いて治療にあたる際には、それを行っても良い状態かの確認が中途半端なまま治療にあたると、良かれと思って行った治療行為が見当違いだったり、逆にリスクを高める可能性すらあります。
ですので、今回の症例報告では、療法士が機能的な治療にあたる際の、「しっかりと疾病をみて、そして現象をみる事」の重要性を伝える内容になればと思っています。では、「腰椎椎間板ヘルニア患者に対する筋膜リリースを用いた治療の正当性を考える」を発表させて頂きます。
2016/07/18
-ネット版 勉強会(症例報告、ケーススタディー)
今回の症例報告を担当して頂く方は、特定の徒手療法学派(※)で学ばれて、現在は、その徒手療法学派の認定セラピストとなっている理学療法士の平良雄司さんです。
徒手療法を学ぼうとした際、週末に開催される単発のセミナーだと、単なる技術論や、断片的な知識・理論のみに走りがちですが、1つの学派で基礎からしっかり学ばれると、その技術・知識の用い方がとても丁寧になるように感じます。
今回のネット版 PT-OT勉強会を開催するにあたり、(特定の学派で学んだ)徒手療法を用いて臨床に当たっている平良さんに症例報告をして頂く事で、「徒手療法に興味があって、これから学んでみたい」もしくは、「今、学んでいる最中」という方にとって、価値ある情報を提供できるのではと思い依頼させて頂きました。
現在は、理学療法士養成校の教員をする傍ら、臨床で実際に徒手療法を用いて治療にも当たっています。
徒手療法と縁のなかった療法士にとっては、使用する言葉や、評価の展開に少し特殊性を感じるかもしれませんが、そういった事も含めて、疑問に思う事は是非、質問してみると良いと思います。
※ 学派名を出さずに「特定の学派」としたのは、深い理由はありませんが、団体名を出す事は控えさせて頂きました。しかし、特殊な学派ではなく、関節モビリゼーション、筋膜リリースなどの一般的な手技に加え、バイオメカニクスを意識した運動療法を取り入れるなど、理学療法領域内では一般的な手技・治療技術を扱う徒手療法学派です。
では、「2年間腰の痛みと姿勢の悪さに悩んでいた症例」を発表して頂きます。
2016/07/11
-ネット版 勉強会(症例報告、ケーススタディー)
ネット版PT-OT勉強会の第二弾は、関西の整形外科クリニックの理学療法士、林洋平さんです。徒手療法を用いた治療を行っているのですが、この徒手療法にエコーを活用しながら臨床に取り組んでいます。
現時点では、導入してから月日は経っていないようですが、「運動器エコーを活用しだした」という話しを聞いてから、時々連絡を取り合っては、その実際を教えて頂いていました。
なかなか実態のつかめない生体内の動きをエコーで視覚化しながら、学ばれた徒手療法を活用している林さんの話はとても面白く、この勉強会を開催するにあたり、是非、発表者の1人になってほしいと企画当初から思っていた方です。
とても話しやすい方で、徒手療法家特有の「俺、凄いぞ感」を一切出さずに、それでも臨床は凄く拘りを持って取り組んでいて、かなり好感の持てる方です。記事自体からもそういった感じが読み取れると思います。
超音波を理学療法に応用するスペシャリストとしてではなく、私たちが超音波を利用しようと思った時に相談できる友人や同期のような存在として、当勉強会にお招きしていますので、記事を読んでみて、聞きたい事、相談したい事があれば、是非コメント欄を利用して聞いてみて下さい。では、「肩インピンジメントに対する運動器エコーの実際」を発表して頂きます。
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