「心理学」 一覧
このシリーズでは、リハビリテーションに関係する心理学関連の知識を紹介します。
心理学と聞くと、「人の心を読み取る」や「人を欺くテクニック」と思われる傾向にありますが、心理学はそのような学問ではありません。
知覚システムに関する研究、認知システムに関する研究から、社会学に関わる領域まであります。
心理学は非常に幅の広い学問であり、認知心理学や、行動心理学、社会心理学といった心理学の分派も多くあります。
このシリーズでは、主にリハビリテーションに関わるものや、理学療法士の養成校時代に授業で出てきたような古典的な研究を中心に紹介していきます。
クリニカルリーズニングシリーズとは違って、サクッと読めて、ちょっとした豆知識になるようなものを紹介していきたいと思います。
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私たちは、多数者の意見が自分の意見とは少し異なったとしても、それほど重大な事でないと判断すれば、その場の多数意見に同調して、その場を丸く収めようとする傾向があるかと思います。
しかし、周りの大多数の意見が明らかに異なる時、自分の意見が絶対に正しいと思えていても、しっかりと自分の意見を言えるでしょうか?
歴史的にみて、人間の記憶に関する研究は多くあるが、そのほとんどは、どうすれば効率良く記憶を向上させることができるかという記憶術の開発に目が向けらていて、記憶メカニズムをを解明しようとするものでは無かったようです。
記憶に関する研究の多くに引用されるエビングハウスの有名な研究を紹介します。「時間経過とともに忘却が起こる」という事の、その程度についての研究です。
「服従の心理」(スタンレー・ミルグラム著)という書籍があるのですが、この書籍は、ミルグラム自身によって1960年から1963年にかけて行われた実験の詳細がまとめられたものです。
社会心理学に関するテキストには必ずと言って良い程載っている有名な実験で、時々テレビなどでも取り上げられたりするので、知っている方もいるかもしれません。
この記事は、「【報告】ネット版勉強会に向けての新たな取り組み」で説明した「リハビリに関わる心理学の知識」に関する記事です。
学習性無力感とは
臨床的には、学習する事に対して悲観的であったり、挑戦しようとしない場合に「学習性無力感」という言葉が使われる事があります。こういった、学習に対する取り組みの乏しさを学習性無力感といったりするのですが、この学習性無力感についてセリグマンとマイアーの発表した論文がありますので紹介させて頂きます。
この記事は、「【報告】ネット版勉強会に向けての新たな取り組み」で説明した「リハビリに関わる心理学の知識」に関する記事です。
神経学的異常を評価する理学所見の中でも重要な要素を閉める感覚検査ですが、この感覚についての古典的な研究にHeadによる実験があります。これは、Headの二元説と呼ばれ、触覚としてひとくくりにされていた知覚を「原始感覚と識別感覚」に分類したものです。
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