リハビリ領域・痛み治療場面における臨床推論シリーズ

8.「手技を評価する過程」で起こる問題の対応策について

2016/02/09   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4本シリーズでは、今までの記事で、「手技を評価する事」、「手技の強度(グレード)や種類(直接法・間接法)について」、「手技をとりあえず用いる事の妥当性について」、「手技を学ぶ際の講習会選びのポイント」などを記事にしてきました。

今回の記事は、「手技を評価する事」の記事で解説した事の追加記事になります。

その記事で、手技の選択基準が複雑になった場合の対処法がある事を書きましたが、その内容については後回しにしていましたので、それについての説明をしていきたいと思います。

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7.徒手療法?オステオパシー? 理学療法士が行くべき講習会とは?

2016/02/06   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4シリーズ4「治療手技総論」の記事の一部として、理学療法士が行くべき講習会について個人的な意見を述べさせて頂きたいと思います。

「治療手技について学びたいが、いろいろな学派があって何が良いのかわからない」というような質問を受けましたので、そういった理学療法士に対して私なりのアドバイスになるような記事になればと思い今回の記事を企画しました。

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6.徒手療法の特徴について〜治療閾値との関係から〜

2016/01/29   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4私たち、運動器の痛みに対して手を使用した治療を行うセラピスト(理学療法士、マニュアルセラピスト)が用いる治療方法は、手技療法や徒手療法、治療手技、マニュアルセラピーなどと呼ばれます。
この「手を使用した治療方法である徒手療法」の最大の特徴について考えてみたいと思います。私見が多分に含まれますが、その点はご容赦下さい。

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5.治療手技による改善は、どういったメカニズムか?

2016/01/25   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4治療手技の改善はどういったメカニズムで起こっている事なのでしょうか?これは、学生や徒手療法を学び始めた理学療法士からよく受ける質問です。また講習会での講師に対する質問でも、必ずといっていい程出てくる質問だと思います。しかし、徒手療法の改善のメカニズムに各学派での共通の見解が得られているものは少なく、それどころか矛盾する解説やお互いを非難するものまであります。今回の記事では、その点について個人的な見解を示したいと思います。

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4.直接法・間接法とは? そして、手技は何を治療しているのか?

2016/01/24   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4シリーズ4「手技総論」の前回記事であげたグレードに関する解説で、直接法という言葉が出てきました。これとは反対の治療法が間接法と呼ばれるものです。

この二つについて改めて解説を加えるとともに、手技が何を治療対象としているかについて解説していきます。

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3.グレードを変更しながら、その治療手技を評価する手順

2016/01/13   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4今回の記事では、前回記事で解説した4段階のグレード表記を用いて、「グレードを変更しながら、その治療手技を評価する事」について解説していきます。

それぞれのグレードについてイメージがつきにくい方は、「(例外もありますが)グレード1→4になるに従って強度が増し、グレード3と4は、可動域最終域や痛みが出る可動域まで動かしている」という程度の理解で構いません。

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2.治療手技の強さの程度、グレードについての解説

2016/01/11   -治療手技総論

クリニカルリーズニングシリーズ4グレードというのは、行っている手技の強度を表す指標のことです。
どの程度の強さで実施されているのかを簡潔に表現するための、強さの程度に関する単位だと思って差し支えないと思います。
この「グレード」とそれを臨床で用いる意義について、前回の記事と関連付けて解説していきます。また、新たな試みとして、簡単ではありますが、スライドを作成しています。合わせてご覧下さい。

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