筋骨格系のキネシオロジー

筋骨格系のキネシオロジー

筋骨格系のキネシオロジー
ドナルド・A・ニューマン
嶋田智明

理学療法士が運動学や生体力学、関連する解剖学を学ぶ上でとてもお勧めなのが、筋骨格系のキネシオロジーです。

この本はとても有名な本で、養成校の講義でも使用されていたりします。

豊富な写真やイラストとともに、テキストによる説明も丁寧なので、運動学や生体力学を学ぶにはとてもお勧めです。

また、私の元上司である理学療法士の先生も執筆に参加しています。運動学や生体力学の基礎から始まり、身体を各パーツに分けて解説されています。

関連解剖学も丁寧に説明されているので、まったく分からない状態からでも理解できるところがこの本の良い所だと思います。

生体力学に関するテキストは、ある程度解剖学を理解していないと読んでも理解しずらかったりしますので、最初から丁寧に解説しているのはとても親切だなと感じます。

ただ、解剖学に関するイラストのビジュアルがあまり好きではないので、解剖学の三次元的な理解に関しては、プロメテウスやネッター解剖学の方がお勧めです。

原著第1版は2色刷だったのが、第2版はオールカラーになって、約160頁増になったようです。全体を4部15章に分ける目次立てに変更はないですが、コラムとして各章に「STUDY QUESTIONS(自己学習問題)」が、また総論を除く各章に「ADDITIONAL CLINICAL CONNECTIONS(付加的臨床関連事項)」が追加されています。

第1版は青色で私としては、その時のイメージが大きいですが、第2版は少し暗めの赤系の色をしています。

結構ボリュームがあるので、読み応えもあるかと思います。臨床で出会った患者の症状部位に関連する項を読みなおす癖をつけていると、臨床を通してより深い理解ができるかと思います。

運動学を学ぶにはお勧めの一冊です。

本タイトル

単行本: 808ページ
出版社: 医歯薬出版; 第2版 (2012/3/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 4263213955
ISBN-13: 978-4263213957
発売日: 2012/3/1
商品パッケージの寸法: 29.7 x 21 x 2 cm

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