「 各シリーズ1作目 」 一覧
1.理学療法士と診断学
腰痛があり、脚に痺れを伴う代表的な疾患は何でしょうか?
診断は医師がするもので、理学療法士・作業療法士が一切関与する必要はないと思われている方もいるようですが、これを知らない理学療法士・作業療法士は適切なクリニカルリーズニングは行えません。病院に勤める療法士であれば知らなければいけない診断(学)について解説させて頂きます。
1.心理社会的アプローチとしてのナラティブリーズニング
2016/03/22
-ナラティブリーズニング(物語推論)
各シリーズ1作目
読み返してみて、説明が不十分と感じた部分がありましたので、追記しています。(文中に「追記」とは記していません。)h28.3.22
クリニカルリーズニングの中には、ナラティブリーズニングという領域があります。
ダイアグノーシスリーズニングが身体に対する従来のアプローチであり、ナラティブリーズニングは1人の人間として心理社会的領域からアプローチしようとするものです。
このアプローチは非常に重要な部分で、理学療法士が人を対象とする仕事である以上、避けては通れないものと思っています。
このナラティブリーズニングについての解説をする前に、その前身であるナラティブセラピーを理学療法領域に取り入れる事について考えてみたいと思います。
1.問診で具体的に聴く技術 省略について
シリーズ3では、問診に関する事を解説していきます。
運動器疾患や疼痛を訴える患者の治療では、主訴を相手にする為、患者の訴えをどれだけ丁寧に聴く事ができるかによって、その後のクリニカルリーズニングの質が変わってきます。
本記事では、問診時に起こる問題の1つである「省略」という事について解説していきます。