「 各シリーズ1作目 」 一覧

1.徒手療法によって症状が良くなるメカニズムについて。 若手療法士へのアドバイス

クリニカルリーズニングシリーズ9徒手療法による効果は確実にあると信じていますが、そのメカニズムが何なのかは、私自身、あまり良く分かっていません。

それは、決して、徒手療法に関する基礎的な勉強を怠っているからではないつもりです。

むしろ以前は、物凄く好きな学術領域で、ちゃんと答えを見つけ出したいという一心で、治癒メカニズムに関する情報収集に関してはかなり一生懸命でした。

この辺りの事について自身の見解を示したいと思います。

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1.理学療法士と診断学

クリニカルリーズニングシリーズ8

腰痛があり、脚に痺れを伴う代表的な疾患は何でしょうか?

診断は医師がするもので、理学療法士・作業療法士が一切関与する必要はないと思われている方もいるようですが、これを知らない理学療法士・作業療法士は適切なクリニカルリーズニングは行えません。病院に勤める療法士であれば知らなければいけない診断(学)について解説させて頂きます。

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1.心理社会的アプローチとしてのナラティブリーズニング

読み返してみて、説明が不十分と感じた部分がありましたので、追記しています。(文中に「追記」とは記していません。)h28.3.22

クリニカルリーズニングシリーズ7クリニカルリーズニングの中には、ナラティブリーズニングという領域があります。

ダイアグノーシスリーズニングが身体に対する従来のアプローチであり、ナラティブリーズニングは1人の人間として心理社会的領域からアプローチしようとするものです。

このアプローチは非常に重要な部分で、理学療法士が人を対象とする仕事である以上、避けては通れないものと思っています。

このナラティブリーズニングについての解説をする前に、その前身であるナラティブセラピーを理学療法領域に取り入れる事について考えてみたいと思います。

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1.クリニカルリーズニングシリーズ6の開始です。

クリニカルリーズニングシリーズ6これまで「たなはらの勉強部屋」では、痛み治療としての徒手療法の用い方(実際の技術ではなく、それをどのように用いていくかの考え方や思考プロセスなど)について書いてきました。

その中で、理学療法士側のスタンスとしては、痛みをゼロにしようと意気込む事よりも、「どうすれば理学療法士の手を借りずに患者自身で痛みをコントロールできるか」に着目した視点でほとんどの記事が書かれています。

その中で、自己管理法としてのセルフエクササイズ(自己治療法)への移行についても書いてきたのですが、今回のクリニカルリーズニングシリーズからは、このセルフエクササイズ・自己治療法についてを書いていきたいと思います。

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1.「徒手療法におけるゴール設定」 シリーズ5の1作目です。

クリニカルリーズニングシリーズ5徒手療法におけるゴール設定ゴール設定の考え方自体は、徒手療法に限定されるような内容ではないと思いますが、本シリーズでは、主に痛み治療における「徒手療法を用いた介入を想定してのゴール設定」についてを主な内容として解説していきたいと思います。

「徒手療法におけるゴール設定」1作目の記事です。

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1.治療手技そのものを評価するということ

クリニカルリーズニングシリーズ4私たち、痛みに関わる理学療法士・セラピストがやる評価といえば、患者を評価する事だと思われがちです。

しかし、「用いている治療方法・治療手技そのもの」を評価をすることは、それと同じように重要な事です。
この事は、やや見逃されがちですが、非常に重要な事ですので、この点について解説していきます。

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1.問診で具体的に聴く技術 省略について

2015/11/21   -問診
 

クリニカルリーズニングシリーズ3シリーズ3では、問診に関する事を解説していきます。
運動器疾患や疼痛を訴える患者の治療では、主訴を相手にする為、患者の訴えをどれだけ丁寧に聴く事ができるかによって、その後のクリニカルリーズニングの質が変わってきます。

本記事では、問診時に起こる問題の1つである「省略」という事について解説していきます。

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