当サロンは、理学療法士が運営する腰痛症状に特化した専門整体です。
サロンメニューについては、コチラをご覧ください。
-
-
施術メニュー & 料金
当サロンでは、提供するサービスとして、以下3つのコースを準備しています。 ① 腰痛ケア初回お試しコース ② 腰痛自己管理1ヶ月プログラム ③ 腰部・骨盤メンテナンス1回コース 施術内容と料金が表示され ...
当サロンでは、お客様それぞれの問題に対して、提供できるサービスの範囲で最も効果的と思われるアプローチを行います。よって、選択したサロンメニューによって、提供する技術そのものが変わる事はありません。
理学療法士による施術は、特定の筋肉や筋膜、関節に対して行われ、
痛みに関連していると思われる姿勢や動作、筋活動や関節運動の改善を目的に施術を行います。
ここでは、代表的なアプローチ法を紹介します。
筋肉・筋膜・関節(脊椎)に対する代表的なアプローチ法
- 筋肉に対するアプローチ
- 筋膜に対するプアローチ
- 関節に対するプアローチ
1.筋肉に対するアプローチ
凝り固まってしまった筋肉に対する直接的なアプローチとしてマッサージを行ないます。気持ちの良い全身マッサージというよりは、固くなっている筋肉を見極め、直接ほぐす必要があると判断した際に行います。
関連痛と呼ばれる痛み部位とは離れた筋肉が原因になって出現している痛みには、原因筋に対するトリガーポイント療法を行います。
例えば、脚のふくらはぎにある筋肉が腰痛を起こす場合があります。この場合は、ふくらはぎの筋肉に出現したトリガーポイントにアプローチする事で腰痛の改善を試みます。
腰痛や背中の痛みが、どの筋肉による関連痛かを調べるためには、可能性の高い筋肉を一つずつチェックしていく必要があり、セラピストは、腰痛を起こす可能性のある筋肉を把握している必要があります。
また、症状と強く関連するトリガーポイントの場合は、筋膜に対するアプローチを組み合わせて施術を行います。
固くなってしまった筋肉は、単純なマッサージでほぐすだけではなく、ストレッチ(伸長)を行います。ただし、痛めている筋肉を強く伸長するのは、かえって痛みを強くしたり慢性化させる原因になるので、ストレッチすべき筋肉を見極めて行う事になります。
ストレッチの技術としては、単純に伸長する方法と、筋肉に軽い収縮を入れながら筋健移行部へのストレッチを加える方法を併用しながら実施し、より効果が出る強さと持続時間で行います。
これらは、実際の反応をみながら、その人にあった強度と質で実施され、痛みを引き起こすほどの強度を用いて強引に行われる事はありません。
2.筋膜に対するプアローチ
筋肉と筋膜はお互い密接に関係し合っているので、明確に切り離せるものではありませんが、ここでは筋膜に焦点をあてたアプローチを説明します。
筋肉へのアプローチで紹介したトリガーポイントは、単一の筋の圧痛点に対して、ツボ刺激のように指圧する治療方法ですが、筋膜リリースは、皮膚下にある筋肉や筋膜・脂肪層などの断層をスライドさせて滑走させるようなイメージです。
例えば、腰の筋肉である最長筋への施術を行う場合、トリガーポイント療法であれば、最長筋への直接的な指圧刺激を用い、筋膜へのアプローチであれば、最長筋を取り囲んでいる筋膜層を狙って施術を行います。
目的の組織に対して垂直に指圧を行うのではなく、断層がズレるイメージで、水平方向へズラして伸長刺激を加えていきます。
なお、筋膜が原因で身体の不調や痛みを引き起こしている場合、筋膜の歪み(捻れ)と、筋膜が固くなっている場合の二つを想定します。
筋膜が原因の場合、特定の動作の繰り返しや、特定の姿勢を持続的にとる事によって起こります。その人の生活習慣や仕事内容が大きく影響している場合が多いです。
歪みに対しては、歪みが修正される方向へ、断層を戻す方向へズラしていきます。この歪みを修正するために、腕・肩〜腰部〜足までを少しずつ一方向へ伸長を加える筋膜リリースを行います。
筋膜へのアプローチのもう一つは、筋膜にできた高密度化と呼ばれる、筋膜のコリに対するアプローチで、筋膜マニュピレーションと呼ばれるものです。
時に、「トリガーポイントと変わらない」という説明をする人もいますが、筋膜マニュピレーションが想定している治療部位は筋膜層であり、固くなってしまっている筋膜が柔軟さを取り戻す事を目的としています。
先ほどあげた歪みの原因が特定の箇所の筋膜の高密度化という場合が多々あるので、この高密度化のポイントから離すような筋膜リリースを組み合わせて施術を行なっていきます。
3.関節・脊椎に対するプアローチ
関節に対するアプローチとして、まず1つ目の目的は、固くなってしまった関節の動きを大きくするために行われます。関節を曲げる際の角度が悪くなっている場合は、関節可動域訓練や関節内のゆるみ(関節内運動)作る関節モビリゼーションという治療技術を用いて行います。
関節可動域訓練は、いわゆるストレッチをイメージすると分かりやすいのですが、「固くてこれ以上曲がらない」という角度の近辺でより曲がるように実施するものですが、強引に曲げようとすると返って防御性収縮と呼ばれる筋肉の緊張を作りだして、余計に曲がらなくなってしまうため、適切な強度を確認しながら施術を行います。
この関節可動域訓練は、主に四肢の大きな関節(肩関節や股関節、膝関節など)に対して行われます。
それに対して、関節モビリゼーションと呼ばれる関節内のゆるみ(関節内運動)を作る治療技術は、「固くてこれ以上曲がらない」という角度ではなく、「リラックスした姿勢」「リラックスした関節の角度」で行われます。
先ほどの関節可動域訓練が四肢の大関節に対して行われる事が多いのに対して、関節内のゆるみを作る治療技術は脊椎の関節に対して行われます。
関節が動く際には、ある程度のゆるみが必要です。例えば、ドアの蝶番は、関節の構造と似ているのですが、蝶番が錆びて動きが悪くなると、関節の開閉がしづらくなります。
最初から窮屈な場合だとドアの開け閉めは非常に固くなります。この状態に、蝶番の部分がなめらかに動くようにオイルを含ませてあげると、ドアの開閉は楽になります。
これは、構造的なゆるみが起きたというわけではないですが、蝶番が動きやすい状態を作ったと言えます。関節内運動を作る治療技術も、構造的に関節をゆるませるというよりは、関節内の動きを改善させるというイメージが強いです。
固くなってしまったドアの開閉に対して、ドアの開きが悪い最後の部分を直接強く開かせようとするのが「関節可動域訓練」で、蝶番の動きを改善させようとオイルを流しこみ、蝶番の滑りを良くさせようとするのが「関節のゆるみを作る関節モビリゼーション」です。
この二つの治療法は、どちらか一方が正しい方法というものではなく、上手く使い分けながら、身体がより動きやすい状態を作っていく事になります。
また、脊椎の関節には、「筋肉へのアプローチ」の部分で説明したような関連痛を引き起こすという特徴があります。例えば、肩甲骨と近い位置にある脊椎の関節(Th4周辺)は、背中の他に腕の痛みを感じさせる原因になっている場合があります。
このような痛みに対しても、関節モビリゼーションを用いて、痛みの沈静化を図る場合があります。
筋肉・筋膜・関節(脊椎)に対する施術内容のまとめ
上記で解説したアプローチが全てではありませんが、用いられる事の多い治療技術となっています。
その人の置かれた状況や、痛みの状態、痛みの原因によって使い分ける事になります。
「この方法が効果的だ」という事が分かれば、次に取り組むのは、お客様自身でできるようになる事です。まったく同じ方法は難しくても、似たような方法や自分でできる別の方法を行いながら、同じ効果が出せる自主トレ方法を身につけて頂きます。
自分で自分の身体を治療できるようになれば、これが自己管理に直結し、必要以上に腰痛を恐る必要がない事に気づきます。少し痛くなったくらいでは、病院や治療院へ駆け込む必要はなくなります。
当サロンのメインメニューである「② 腰痛自己管理1ヶ月プログラム」では、初期はセラピストの施術がメインになりますが、ある程度改善してくると、「今度は、その方法を自分でできるように」指導させて頂きます。
短期間で大幅な改善をすすめ、さらに自己管理する力を身につけて卒業する事を目標にプ腰痛自己管理プログラムが実施されます。