沖縄のマリンスポーツとリハビリテーション。障がいを持った子も楽しめる環境を。

沖縄の綺麗な海と、リハビリテーション

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沖縄の観光資源の1つに南の島ならではの海でのレジャーがあります。海は綺麗ですし、砂浜は白くさらさらとしていて、本土の海とは雰囲気が違います。

私自身も少々、マリンスポーツに関わってきたのですが、沖縄の海や浜辺は本当に綺麗です。とても癒されます。横浜や宮崎(日向)のほうにいた事もあるのですが、沖縄の海はやっぱり違いましたね。

 

友人がサーフィンをしていたので、興味半分で一緒に連れて行ってもらっていました。楽しいだけかと思ったら最初は意外と大変でマリンスポーツを楽しむ余裕はありませんでしたが、海に魅了されて(サーフィンが上手くなったらもてるかなという不純な動機で)、サーフィンに取り組んでいるうちに少しずつ上手くなり、大きな波でなければ、波に乗れるようになりました。

このブログは理学療法士勉強ブログと題して、患者を治療する時の知識や考え方を解説するような記事がほとんどですが、この沖縄の海に関する記事を書いているのには理由があります。

もちろん、私自身が沖縄の海が好きという事もあるのですが、理学療法士としてマリンスポーツの現状を聞いた時に、少し残念がな気持ちになる事があったからです。

 

沖縄のマリンスポーツの実情「障がいを持っている子が、沖縄の海に入れない。」

冒頭でも挙げましたが、沖縄の観光資源の1つである沖縄の綺麗な海を求めて県外から多くの方々が沖縄に訪れてくれています。

沖縄の自然に触れさせてあげたいという気持ちで、子供連れの家族が、特に多く来られているようです。

その中には、障がいを抱えたお子さんに、「都会では味わえないマリンスポーツを体験させたい」や、海外の番組を取り扱ったテレビ放映(障がい者がそうでない人たちと同じようにマリンスポーツを楽しんでいる様子)などを見て、自分の子供にも、同じように体験させてあげたいと沖縄に訪れる方もいるようです。

 

私自身としては、沖縄の海が、そういった障がいをもっている子供でも、体験できたら何て素晴らしい事だろうと思っています。

水の中のほうが、重力がかからずに、運動・活動が行いやすい場合もあります。

沖縄でのマリンスポーツが、そういった(広義の意味で)リハビリテーションに関われていると思うととても嬉しくなりました。

しかし現状は違うようです。

 

ダイビングショップや、観光案内所などで観光客に対するマリンスポーツを受け入れているのですが、障がいを持っている方は、受け付けていない場合がほとんどのようです。

これは、差別とかそういった意味ではなく、現場のダイバーやインストラクターが、介助に関する知識や技術を有していなかったり、道具や機材などが整っていなかったりという事で、安全にマリンスポーツを楽しんでもらえる保証ができないがためのようです。

実際、私の友人でダイビングのインストラクターをやっている方がいますが、現状では、受け入れるのが厳しいという事でした。

せっかくの綺麗な海があり、自然の中で、それに触れたい・触れさせてあげたいと思って訪れた方々の期待に応える事ができていないのが実情のようです。

これには、もちろん機材や環境設備といったものも原因の1つですが、インストラクターの知識やスキルの問題が大きいのではないかと思いました。

障がい者をダイビングやマリンスポーツに触れさせてあげる体験を持っていないインストラクターが、それを簡単に受け入れる事はできるはずもありません。

そして、現時点で受け入れられていないのでから、今後、急速に発展する事も考えにくく、とても残念な気持ちなりました。

 

「たなはらの勉強部屋」がこの実情に対してできる事

当サイトは、整形外科領域での痛み治療に関する記事がほとんどですが、障がい者をサポートしている人達・サポートできるようになるべき人達へ向けた記事も書いていこうと考えています。

海に限定するつもりはありませんが、「障がいを持った子供たちが沖縄の海に入れない」という話しを聞いてからは、それらを対象とした記事を書いていきたいなと思うようになりました。

ものすごく微力ではありますが、

直接リハビリと関わりのない一般の方々にも、ちょっとしたリハビリの知識を持ってもらい、実際の現場で役立てるような情報を発信できる記事を書いていけたらと思っています。

今後、マリンスポーツとリハビリテーションを掛け合わせたような記事を書いていくつもりですので、読んで頂けると嬉しいです。

マリン×リハビリテーションに関する記事

以下は、たなはらの勉強部屋のリハビリテーションとマリンスポーツに関連するコンテンツのサイト内リンクです。

「障がいを気にせず海へ」そういった施設の紹介。-日本障害者セーリング協会 (PSAJ)-

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「車椅子の人にとって海はとおい」元パラリンピック女子バスケ代表 増子恵美さんの体験ダイビング

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