理学療法士の適正

理学療法士の適正とは

理学療法士には、資質、知識、技術がバランスよく備わった専門家が求められます。

理学療法の対象となる患者は、新生児から高齢者まで

関係する病気について言えば、整形外科や神経内科、内科(呼吸器、循環器)、小児科、外科など、多くの診療科が含まれます。

また、働く施設も、総合病院や急性期病院、一般病院といった所から、地域のクリニック、診療所といった医療機関が多いですが、他にはデイサービスやデイケア、老人介護施設などもあり、

年齢、障害、病期などのさまざまな条件の患者を対象にするため、治療にあたる理学療法士の技術や知識はもちろんの事、人間性も非常に重要になってきます。

単純にサービスを提供するサービスマンではなく、治療にあたる技術者としての側面、人と接する礼儀や身だしなみに気をつけられる人、怪我や障害で困っている人を労われる人、場合によっては教育的関わりも必要になるので、適切な助言を行う判断力がある人、まだまだ要素としてはあるかもしれませんが、少なくとも上記のような事がバランスよく整ってなければいけません。

ただ、上記のような事は、どの医療職にも求められる事ではある「常識」である事がほとんどなので、その点が欠けていなければ、理学療法士としての適正はあると思います。

後は、専門的な技術や知識の部分になりますが、これについては、実際勉強してみないと合うか合わないか、適正があるかどうかの判断は難しいかもしれません。

理学療法の対象が多岐に渡るため、幅広い知識が求められます。その知識は常に新しい情報が出てくるので、その情報を受け取る力が必要になります。

中には、養成校での勉強についていけず、途中で諦めてしまう方もいます。ただ、重要な事は、勉強ができるできないに関わらず、人の身体や、健康についての興味を持てているのであれば、この点についての適正はあると思います。

好きで取り組まなければ、養成校でのカリキュラムは、けっこうしんどいものになる可能性もありあす。

シリーズ「理学療法士になるには(目次)」

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