メイトランド・脊椎マニピュレーション原著第7版
Geoff maitland
Elly Hengeveld
Kevin Bnnks
Kay English
赤坂清和 齋藤昭彦監訳
著名な徒手療法家(マニュアルセラピスト)であるメイトランドの著書です。
世界的に徒手理学療法の治療体系として知られているメイトランドコンセプトにおける脊椎に対するテキストです。
マニピュレーションとありますが、一般的に理解されている関節モビライゼーション(モビリゼーション)についてのテキストです。
1つの体系として確立された学派ですので、何かいんちきくさい新興宗教のような学派のテキストや講習会より、凄くためになると思います。
このテキストでは、脊椎のみに焦点を当て、頸椎、胸椎、腰椎、仙腸関節領域、仙尾骨・尾骨間の領域に分けて記載されています。関節運動を他動的にコントロールする為のセラピストの位置や、手の置き方、動的触診(モーションパルペーション)方法などが写真とともに解説されているので、技術的な事な学べるテキストになっています。また、付属のCD-ROMを利用して動画でみれるため非常に便利です。
また、各論である各部位の手技について記載された章よりも価値があると私自身が思うのは、コミュニケーションや評価・検査・手技の原則、適応や考え方などを解説している点です。マニュアルセラピーに関するテキストで、ここまで丁寧に書かれているのはほとんどないように感じます。
治療グレードやムーブメントダイアグラムについても丁寧に解説されていますが、姉妹本である「メイトランド四肢関節マニピュレーション」の方がオススメです。
私自身は、徒手療法の一学派であるメイトランドコンセプトとは、何ら関係はありませんが、このテキストの姉妹本である「メイトランド・四肢関節マニピュレーション」と合わせてお勧めのテキストです。
メイトランド 脊椎マニピュレーション 原著第7版 (CD-ROM付)
単行本(ソフトカバー): 472ページ
出版社: エルゼビア・ジャパン; 原著第7版 (2008/7/25)
言語: 日本語
ISBN-10: 486034894X
ISBN-13: 978-4860348946
発売日: 2008/7/25
商品パッケージの寸法: 24.6 x 19 x 2.4 cm