治療手技の紹介&解説

1.実際に臨床で用いている評価方法と治療手技の紹介

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クリニカルリーズニングシリーズ10これまでのクリニカルリーズニングシリーズでは、痛み治療の臨床場面での考え方や着眼点などについてを記事にしてきました。

ブログ開設当初は、具体的な手技の紹介や解説については制作予定ではなかったのですが、「実際の治療方法」についての記事をリクエストして頂く事があったため、テキストや写真で伝えられそうと思う範囲に限定して、私が実際の臨床場面で用いている評価方法や治療手技についての紹介と解説もしていこうと思います。

その「実際の臨床場面で用いる治療手技」をメインテーマにクリニカルリーズニングシリーズ10を書いていこうと思います。

 

評価方法と治療手技の紹介の前に。。

マニュアルセラピーに関する参考書・教科書に記載しているような治療手技の解説に終始するような内容にはしたくない事と、そういった事は教科書を読んで頂く事が一番と思いますので、ここで紹介・解説していく事は、私自身が臨床での取り組みの中で治療効果を示してきた方法についてを書いていきたいと思います。宜しくお願いします。

腰痛評価に四肢の運動評価を加える

腰痛の原因が「腰」そのものにある場合もあれば、他部位からの関連痛の可能性もあるし、機能的な繋がりの中で腰に痛みを感じさせる状態を作っているのが四肢にある場合もあります。

腰痛の評価を進めていくには、どちらも重要な視点だと思っています。ここでは、私自身の臨床で多く確認する事ができた四肢・体幹の可動域制限のパターンを紹介します。特に四肢の運動制限から腰痛治療の際の手技の選択について解説している参考書籍や教科書は少ないと思うので、臨床で腰痛治療に取り組んでいる人の参考になればと思います。

※ここで示すパターンは、私自身が患者の治療を通して「気づいた」と思っているものです。今後、新たな点に気づき修正される可能性があるものと理解して読んで頂けたらと思います。

 

記載している内容について

ここで解説している内容は、サイト運営者である私自身が実際に臨床を通して治療効果を得られた治療手技の一部をブログ用に記事にしています。

記事内のテキストと、写真に解説を加えているテキストに多少の違いがありますが、これはセミナー用の資料として制作したものを転載しているためです。ここで説明していない用語(検査所見)については、特に気にせずに読んで頂けたらと思います。

ここで解説している事は単純な方法論のみの解説のように見えますが、あくまでも当サイトのコンテンツの一部にすぎません。メインコンテンツである「クリニカルリーズニングシリーズ」の他記事と合わせて読んで頂けたら、どのように臨床に取り組んでいるのかを多少なりとイメージできると思います。

 

最後に

腰痛患者に対する機能的な評価として、「四肢の運動評価が、治療手技選択のヒントになる事もある」という事を伝えたく当シリーズを制作しています。慢性的な腰痛を抱えている患者では、高確率で四肢の運動制限がみられ、その制限のされ方にはパターンがあります。

そして、この制限を取り除くと、腰痛症状が改善していくことを経験しています。

このシリーズで解説するのは、慢性的な腰痛を抱えている患者に特有のパターンとしてみられると私自身が考えている「四肢の運動制限や体幹の可動域制限パターン」の解説と、それに対応する治療手技を可能な範囲で紹介します。

「腰痛の原因が腰そのものではなく、四肢の可動性にある」というような短絡的な事を伝えるためのシリーズではありません。また、既存の治療法を否定するものでもなく、一つの治療の視点と解釈して頂けたらと思います。

次の記事→ 2.非特異的腰痛の評価|肩関節屈曲と股関節屈曲の運動検査

 

 

 

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