当ブログサイトでは、理学療法士が超音波画像診断装置を用いて身体内を可視化しながら評価する事についての記事をいくつか制作しています。
私の友人で、超音波画像診断装置を用いて日々の診療に当たっている理学療法士がいるのですが、彼からの超音波を用いた運動器の評価に関する具体的な話を聞かせてもらう事があります。
超音波装置を用いた実際の臨床を「症例報告」という形で、記事にして頂きました。宜しければご覧下さい。
症例報告②「肩インピンジメントに対する運動器エコーの実際」
彼からの話を聞いていると、「運動器リハ、特に痛み治療場面で、エコー画像と徒手療法をかけ合わせる」ことが、これからのマニュアルセラピーやそれらに付随するクリニカルリーズニングの質を飛躍的に高めるという事を感じます。
しかし、高価で、しかも比較的大きな機材でもあるため、日々の診療で用いるというのは、少し難しく、まだまだ普及しているとは言えません。
日本シグマックス社のタブレット型超音波画像診断装置「ポケットエコー miruco(ミルコ)」 が発売されました。
miruco(ミルコ)の製品仕様です。
「ポケットエコー miruco(ミルコ)」 はタブレットとプローブは専用の物であり、またコードレスではありません。
ですので、ipadなどでは使用できません。
もし、専用アプリをダウンロードすることで、ipadやiphoneなどでも使用できるようになれば良いのになと思いますが、現時点では、日本シグマックス社のタブレット型超音波画像診断装置では、この形態でのエコー装置しかないようです。
また、コードがないタイプ(ワイヤレスタイプ)などの仕様もあると、理学療法士の評価場面ではかなり有効な評価アイテムになると思います。
「ポケットエコー miruco(ミルコ)」 の本体価格は、16万9900円で、レンタルのプランもあるようです。
基本的には、医療従事者、医療施設を対象にして販売しているようで、医療施設ではない整体院などの療法士がも購入できるのかは不明です。
訪問看護や、医師のマイ超音波装置としての使用が多いようですが、理学療法士の運動器エコー評価での使用数は今後確実に増えていくと思います。