神経言語プログラミング 痛み治療で応用可能な心理療法・コミュニケーションスキル

徒手療法を使いこなす上でとても重要になってくるのは、小手先の技術そのものよりも、高いレベルのコミュニケーション能力です。


患者との治療関係を築くうえで、セラピストのコミュニケーションスキルを非常に重要視している学派はメイトランドコンセプトです。

ノルディックシステムやドイツ徒手医学などにはない、メイトランドコンセプトの1つの特色・特徴でもありますね。


メイトランドコンセプトの中では、患者のコミュニケーションに関するカリキュラムが、テクニックを学ぶカリキュラムとは別で存在します。


メイトランドは自身の著書のなかで、このようにコミュニケーションの重要性を説明しています。

 

  • コミュニケーションスキルは、理学療法的診断、治療計画、結果の再評価に関する情報収集過程を支援する。
  • 患者が自分の問題に対する思考、信念、感情を深く理解できるようになる。この情報は、運動機能を十分回復させることを妨げたり強化する心理的評価に役立つ。
  • 上述した目的に伴う感情的コミュニケーションは、治療的人間関係の発達を強化する。


また、メイトランド自身の著書の中で、徒手療法を扱うマニュアルセラピストにとって、コミュニケーションスキルの重要性を挙げながら同時に、そのスキル向上を図るためのセミナーが一般的でないことを嘆いています。


徒手療法の卒後教育の歴史は、小手先の技術論が優先され、人を扱う職種としてのコミュニケーションの大切さは、あまり注目される事はありませんでした。


そこで、メイトランドコンセプトが拠り所にしたのは、神経言語プログラミングの理論です。

神経言語プラグミングは「ニューロ・ラングエッジ・プログラミング(NLP)」という心理療法の一学派です。

理論化・体系化されたコミュニケーションに関する情報を、マニュアルセラピーの世界に落とし込めやすかったのでしょう。


実際、メイトランドコンセプトのテキストの引用・参考文献には、神経言語プログラミング(NLP)の論文が多用されています。


また、テキストなどで推奨しているコミュニケーションの手法も、神経言語プログラミングで体系化されたコミュニケーションテクニックを採用しています。


テキストの中で、神経言語プログラミングについての解説はありませんが、解説されている具体的やりとりの例や、使用されている用語は、まさに神経言語プログラミングで解説・使用されているものです。

 

もし、よりコミュニケーションスキルを高めたいと考えている方は、一度調べてみると良いかもしれません。


他の心理療法学派よりも、よりマニュアルセラピーの実践に応用できる学派です。

個人で開業している理学療法士には、神経言語プログラミングを学ばれている方は多いです(ホームページに記載されているプロフィールや自己紹介に神経言語プログラミングを用いて治療に当たっていると明記されていたりします。)

また、最近は痛み治療場面でも用いられる事の多い認知行動療法などとも親和性は高く、その知識と技術が認知行動療法を進めていくうえでも生かされます。

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認定NLPトレーナーであり、ヘルスカウンセリング学会認定SATコーチでもある松橋良紀(まつはし・よしのり)さんのNLP講座が米国NLPの本場の講座と同様のカリキュラムです。

NLPを学びたいと考えている方の参考までに、NLPを学べるテキストを販売している方のリンクを貼っています。

NLPには、いくつの分派があり全てが、正式なカリキュラムを実施しているわけではありませんので、購入をお考えの方は上記リンクに限らず、内容をよく読んで検討して下さい。

時々、セミナー案内などを見かけますが、どれもそれなりの金額がします。私が見た中で最も高額だったのは100万円くらいしていました。

そういう意味では、松橋さんのテキストは良心的(?)な金額??と思ったりはします。

まずは、一般的書などで学んでみるのも良いかもしれません。


当ブログ内で、コミュニケーションについて解説しているものの中には、神経言語プログラミングの理論を参考にしているものもあります。

合わせて読んで頂けたら幸いです。

 

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2017/08/01